視覚障害者向け総合イベント、サイトワールド 2012が、11月1日から3日まで、東京のすみだ産業会館サンライズホールで開催されている。エクストラの展示ブースで、Windows用スクリーン・リーダー、JAWS日本語版の次期バージョンについて話を聞いた。
これまで、英語版JAWSの最新バージョンのリリースから1年程度後に同じバージョンがリリースされてきた日本語版JAWSだが、次期バージョンは先頃リリースされたバージョン14を日本語化したものになるという。したがって、現在最新のJAWS日本語版のバージョンは12だが、次期バージョンは14ということになる。これにより、日本語版JAWSも次期バージョンではWindows 8に対応する。
日本語版JAWS 14では、英語版のJAWS 13で搭載されたConvenient OCR機能を日本語に対応させた上で搭載するという。また、英語版JAWS 14に搭載されている機能は、基本的に日本語版にも搭載されると考えてよいということだ。
日本語版JAWS 14のリリース時期は現時点では決まっていないということだが、2013年の前半にはリリースできる見込みだという。
なお、サイトワールド 2012の同社展示ブースでは、開発中の日本語版JAWS 14をWindows 8上で動作させている様子を見ることができる。