10月31日、東大和市(東京)の公式ホームページで「アクセシビリティポリシー」が公開された。日本工業規格の「JIS X 8341-3:2010」や総務省による「みんなの公共サイト運用モデル 改定版(2010年度)」をもとに、「東大和市ウェブアクセシビリティガイドライン」を定めて、ウェブアクセシビリティの向上に取り組んでいるという。
同ガイドラインで定めている配慮項目も紹介されており、それらの内容は必要に応じて順次修正を加えるなど、柔軟に対応していくとしている。公開されたポリシーの中では、目標とする等級や対応度は明記されていない。配慮項目を見たところでは、JIS X 8341-3:2010の等級 Aだけでなく、等級 AAや等級 AAAの達成基準に関連した項目もいくつかある。さらに、JIS X 8341-3:2010の達成基準にはない項目も含まれているのが特徴といえる。
総務省の「みんなの公共サイト運用モデル 改定版(2010年度)」では、国および地方公共団体等の公的機関のウェブサイトは2014年度末までにJIS X 8341-3:2010の等級 AAに準拠することが目標とされており、全国各地の地方自治体のウェブサイトでその取り組みが本格化しつつある。