[ニュース] NVDA日本語チーム、NVDA日本語版 2013.1.1jpをリリース

2013年7月12日

投稿者:中根雅文

オープンソースのWindows用スクリーン・リーダーNVDAの日本語対応機能を強化する取り組みを進めているNVDA日本語チームは、7月8日、NVDA日本語版 2013.1.1jpをリリースした。

NVDAは、オーストラリアの非営利組織、NV Accessによって開発されているスクリーン・リーダーで、日本語を含む40以上の原語に対応している。しかし、オリジナルのNVDAには日本語に対応した音声合成エンジンや点訳エンジンが含まれていない。NVDA日本語チームが独自にリリースしているNVDA日本語版には、日本語音声合成エンジンと点訳エンジンが搭載されている。

今回リリースされたNVDA日本語版 2013.1.1jpは、オリジナルのNVDAの最新安定版NVDA 2013.1.1をベースに開発されたものだ。このバージョンでは、 Windows 8での読み上げ辞書編集などの不具合の修正、KGS社製点字ディスプレイのブレイルノート46C/46Dへの対応、罫線文字や記号など文字説明機能の改良が行われているという。

NVDA日本語版は、同ソフトウェアのホームページからダウンロードできる。

なお、NV Accessのサイト上に特にアナウンスなどはないようだが、オリジナルのNVDA 2013.1に複数のバグ修正と翻訳の更新を行ったNVDA 2013.1.1が、6月末にリリースされている。

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