ケージーエス株式会社 (KGS) は7月4日、点字PDAの新製品、ブレイルメモスマート16 (BMS16) を今冬発売予定であることを、同社のWebサイトで明らかにした。
これまで同社が販売してきた点字PDAは、点字文書の作成と閲覧に特化したものだったが、同社が公開した製品情報ページによると、BMS16では墨字のテキストファイルを扱うことができるという。また、音声出力も搭載される。加えて、マイクを内蔵し、ボイスメモを録音する機能が提供される。
また、MP3およびWAV形式の音声ファイルとDAISY Ver. 2.0以降のDAISY形式に対応することが明らかにされている。
加えて、スマートフォンとの連携機能が提供されることも示唆されている。
16マスの点字ディスプレイ、USB、Bluetooth、SD/SDHCカード対応のスロット、モノラルスピーカー、イヤホンジャック、マイク、アナログRGB出力端子を搭載する。
大きさは、188×118×20.5mm (幅×奥行き×高さ) で、重量は500グラム。
正式な価格は発表されていないが、30万円程度を予定しているという。
なお、同社ホームページでは、これまで販売されていたブレイルメモBM32およびブレイルメモポケット (BMPK) の販売を6月7日をもって終了したことも発表されている。これらの製品の修理については、引き続き対応するということだ。
更新 (7月27日)
本稿初出時、BMS16の製品情報ページには9月11日発売予定という記述がありましたが、7月27日現在、「今冬発売予定」という記述に変更されていますので、記事を修正しました。ただし、KGSトップページには「9月発売」という記述があります。