オープンソースのWindows用スクリーン・リーダー、NVDAを開発するNV Accessは、12月4日、NVDA 2013.3をリリースした。
今回のバージョンアップでは、Microsoft WordやMicrosoft Excelに関するいくつかの改良の他に、以下の機能が追加されている。
- NVDAの設定について、複数の設定を切り替えて使う機能。特定のアプリケーション実行時のみ特定の設定が自動的に適用されるようにすることなどが可能。
- 入力に関するカスタマイズを容易に実行できるダイアログ。
- 連続読みの実行時に、ブラウズ・モードのクイック・ナビゲーション・コマンドなどを使って読み上げる位置を移動することができる "Skim Reading" (斜め読み) 機能。
その他にも、複数のバグが修正されているという。
NVDAは、Windows XP以降のWindowsの32ビット版と64ビット版に対応しており、NV Accessのホームページから無料でダウンロードできる。また、現在旧バージョンがインストールされている環境では、アップデート機能を使って入手することもできる。