オープンソースのWindows用スクリーン・リーダーNVDAの日本語対応機能を強化する取り組みを進めているNVDA日本語チームは、3月20日、NVDA日本語版 2014.1jpをリリースした。
このバージョンは、NVDA 2014.1をベースにNVDA日本語チームが日本語環境で使用するための独自の改良を加えたものだ。前バージョン、2013.3jpからの変更点には以下の内容が含まれる。
- 不具合の修正:
- 簡単音声設定で JTalk の速さが5ずつ変化するように修正
- IME使用時、Shift+スペースで空白を入力した際、キーエコーで全角・半角の別が分かるように修正
- キャレットが行頭にある場合、点字ディスプレイ上のカーソル位置がずれることがある不具合を修正
- 一部のアプリケーションの複数行エディットで、改行が正しく処理されない不具合を修正
- 音声合成エンジン JTalk および点訳エンジンの改善
- その他の改善と変更 :
- 「コマンドクイックリファレンス」の翻訳を「コマンド一覧表」に変更して、ユーザーガイドや入力ヘルプの翻訳や用語の整合性などを改善
- 外部アプリケーションからNVDA日本語版を制御するAPIに、読み上げのオン・オフを動的に制御する機能を追加
NVDA日本語版は、同ソフトウェアのホームページからダウンロードできる。また、NVDA 2013.3jpを使用している場合は、自動更新機能を用いて更新することができる。