[ニュース] 総務省が高齢者の人口推計を発表、過去最多で「4人に1人が高齢者」に

2013年9月17日

投稿者:植木 真(インフォアクシア)

総務省統計局が、「統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)-「敬老の日」にちなんで-」と題した統計トピックスをホームページで公開。高齢者の人口、高齢者の人口移動、高齢者の就業、東日本大震災の高齢者の仕事への影響、そして高齢者の家計、暮らし、という五つのテーマに関する統計データを紹介した。なお、この統計トピックスにおいては、65歳以上の方を「高齢者」としている。

65歳以上の高齢者人口は、平成25年9月15日現在の推計で3,186万人に達し、総人口に占める割合は25.0%となり、人口、割合共に過去最高となっている。前年は、3,074万人で24.1%。それと比べると、112万人、0.9ポイント増と大きく増加している。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この高齢者比率は今後も上昇を続け、約20年後の平成47年には33.4%となり、3人に1人が65歳以上の高齢者になると見込まれているという。

さらに今回のデータで興味深いのは、高齢者のインターネットを利用した支出が年々増加しているという点。これは家計消費状況調査によるデータで、総世帯のうち世帯主が高齢者の世帯を対象に、インターネットを利用して購入した商品やサービスへの1世帯当たりの支出総額について最近10年間の推移をみたもの。それによると、平成14年の5,748円から平成24年には19,884円と、この10年間で3.5倍に増加。若い世代だけでなく、高齢者のインターネットショッピング利用も増えていることがうかがえるとしている。

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