Googleが、Introduction To Web Accessibility (Webアクセシビリティー入門) と題した無料のオンライン・コースを9月17日から30日の期間、提供することが分かった。9月10日付けのGoogle Developers Blogへの投稿で明らかにした。
HTML、CSS、JavaScriptの基本的な知識がある人を対象にしたこのコースでは、視覚障害者にとってより使いやすいサイト制作を行うための基本的な方法を紹介することで、多くの人にとってアクセシビリティーが高いサイト制作を行うための導入知識を提供するという。
具体的には、HTML5におけるARIAの活用の基本、既存サイトの見た目を損なうことなくアクセシビリティー機能を組み込む基本的な方法などが取り上げられる。また、Chromeを音声化するエクステンション、ChromeVoxを使ってキーボードのみを使ったWebブラウズを体験したり、アクセシビリティーのチェック機能などを提供するChromeのエクステンション、Accessibility Developer Toolsを活用したサイト制作なども取り上げられる。
テキストによる資料、ビデオ、練習のためのコードなどの教材に沿った、全4回の内容となっている。全4回の内容は以下の通り。
- Webアクセシビリティー入門とツールの紹介
- インタラクションの追加: WebドキュメントからWebアプリケーションへ
- Live Regionの活用
- まとめ
本稿執筆時点では、第1回のシラバスが公開されている。
同コースは、9月17日から9月30日までの提供期間中、受講者のペースで受講することができる。
受講にには、事前の受講申し込みが必要。