複数の報道によると、Amazon、Kobo、ソニーが、FCC (米連邦通信委員会) に対して、21st Century Communications And Video Accessibility Actで定められている電子機器のアクセシビリティー要件について、電子書籍リーダーについてはその適用を除外する嘆願書を提出していたことが分かった。
21st Century Communications And Video Accessibility Actでは、電子機器を製産する企業に対して、障害者にも利用できるように製品のアクセシビリティーを確保することを義務づけている。これについてAmazon、Kobo、ソニーは、電子書籍リーダーについては適用を除外するように求めている。
3社は、電子書籍リーダーは主に視覚的に書籍を閲覧するための機器であり、一般的なタブレットとは異なるとした上で、電子書籍リーダーにアクセシビリティー機能を盛り込むことによって、バッテリー駆動時間、機器の重さ、コストなどに影響が出るとしている。また、iOSなど他の環境で動作する閲覧用のアプリケーションでアクセシビリティーを確保することによって、コンテンツへのアクセスは確保していると主張している。