第124回: 「そのぐんまちゃんだけはどうしても僕には止められないんですよ」

今回は、有限会社ユニバーサルワークスの清家順さんをゲストにお迎えして、9月1日に公開された「自治体サイトWebアクセシビリティ調査」の結果について、詳しくうかがっています。

Podcast
約57分:59.2MB
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写真:収録風景
写真:ゲストの清家さんのオフィスから見える景色だそうです。「この姿を毎日ライブビューできるのは、静岡県三島市だけ!」

オープニング・トーク

今回のizuizuからのお題は「乗り物に関して最近気になったこと」です。

清家 順さんを交えて

毎年9月1日に調査結果が公開される、有限会社ユニバーサルワークスによる「自治体サイトWebアクセシビリティ調査」、今年もこの内容について清家順さんに詳しくうかがっています。

まず、今回の調査がどのような観点で行われたかを説明していただいています。関連して、miCheckerについても話しています。

つづいて、今回の調査で見えてきた傾向などを含む、清家さんの感想をお話しいただいています。

そして、AccSellの3人が気になったものを中心に、いくつかのサイトについて詳しくうかがっています。
ぜひ調査概要のページからリンクされている結果や各サイトを見ながら聴いてみてください。

最後に、清家さんも企画に関わっておられて10月5日に開催されるウェブアクセシビリティ基盤委員会による「アクセシビリティセミナー2017」についてご紹介いただいています。

今回のゲスト

清家 順 (せいけ じゅん) さん

清家 順さんの顔写真

有限会社ユニバーサルワークス代表取締役

地域ISPでウェブ制作に携わっていたが、妻の失明を機にWebアクセシビリティへの取り組みを開始する。
毎年9月に「自治体サイトアクセシビリティ調査」を実施し、2017年9月1日には通算15回目となる調査結果を発表。現在は、自治体を中心に、サイト構築に関するコンサルティング、アクセシビリティガイドラインの策定、ウェブサイトの評価・診断業務を行っている。
現在、月刊「広報」誌上にて「ドクターSのサイト診断」連載中。

公益社団法人日本広報協会広報アドバイザー。
ウェブアクセシビリティ基盤委員会WG1主査。
修士 (情報保障学)。

清家 順さんの過去の出演回

収録後記

清家さんのお話をうかがいながら、都道府県などがWebサイトを作り始めた1990年代半ばから後半のことをぼんやりと思い出していました。あの頃は、altがない画像が大量にあったりするのは当たり前、といったような状況だったように記憶しています。その後、Webでの情報提供の意義も随分と高まりましたし、支援技術も随分と進歩しましたが、やはりなにより製作側の意識がかなり変わったのだろうなという気がしています。その裏には、毎年地道に調査を行い、問題点を指摘し続けてこられた清家さんの存在も大きいのだろうなと思います。 (中根 雅文

今年の調査結果を拝見して、HOMEページだけのツールによるチェックとはいえ、問題箇所がゼロという自治体が多くて、まずそのことに正直驚きました。ツールによる機械的なチェックだけで判定できるのは全体の20%くらいというのが定説ではありますが、その部分だけとはいえ、自治体サイトの品質が着実に向上しているのだなと改めて感じました。その分、ドクターSの真骨頂が発揮しづらい調査になったと思いますが、来年はどんな切り口で調査するのか、今からとても楽しみです。清家さん、来年もお待ちしています! (植木 真

今回もいろいろなサイトの清家さん視点ポイントがいっぱい聞けて勉強になりました。いつものことながら「自治体サイトWebアクセシビリティ調査」の結果一覧にあるコメントを眺めるだけでもニヤニヤしてしまうので、つらいことがあったら眺めるようにします。 (山本 和泉

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