6月20日、Yahoo! JAPANを運営しているヤフー株式会社が「ウェブアクセシビリティ方針」を公開。まずは、今年度に企業情報を提供するコーポレートサイトを対象として、JIS X 8341-3:2010の等級Aに準拠することを目標としている。
公開された同社の「ウェブアクセシビリティ方針」によると、今年度に着手する予定のコンテンツとして、企業情報、プレスリリース、IR情報、採用情報などを挙げている。これらのコンテンツについては、ドメインごとにJIS X 8341-3:2010への対応を段階的に進めていきながら、それぞれの試験結果についても公開していく予定であるとしている。
高齢者や障害者のユーザーの利用を想定するだけでなく、スマートフォンやタブレットなどの普及によって多様化する一人ひとりのユーザーの利用環境への対応という視点からも、ウェブアクセシビリティを大切な要素の一つとして位置づけていくという。また、ブラウザや支援技術による新しいテクノロジーのサポートを促進するためにも、ウェブアクセシビリティの新しい技術仕様も積極的に採用していくとし、IT業界のリーディングカンパニーとしてウェブアクセシビリティの技術の向上や普及にも貢献していきたいとしている。