2月15日、青森県企画政策部情報システム課が同県のウェブサイトで「災害時における視覚・聴覚障害者のためのICT利活用アンケート調査報告書」を公開した。アンケート調査報告書の他に、 アンケート調査報告書、視覚障害者と聴覚障害者それぞれの単純集計結果とアンケート調査票も公開されている。視覚・聴覚障害者の方々と関係団体の協力を得て、スマートフォン等の通信機器類の活用状況を調査・検討したという。
報告書によると、「東日本大震災のような災害時だけではなく、日常生活を送る際にも視覚・聴覚障害者には必要な情報が迅速・適切に伝わりにくいことから、スマートフォン等の通信機器の活用状況を調査・検討し、視覚障害者及び聴覚障害者にとって必要なICTサービスとは何かを把握することを目的に実施した。」とのこと。
この報告書には、利用状況の調査結果だけでなく、この調査に協力した視覚障害者や聴覚障害者の方々の生の声が多く掲載されている。特に「通信機器を利用して、不便に感じること」は、サイト運営者としても、またウェブ制作者としても、一読しておく価値のあるコメントが並んでいる。