動画の中でZehe氏は、開発中のバージョンのFirefox OSが搭載されたディバイスを用いて、ロック・スクリーンやホーム・スクリーンで、左右方向へのフリックとダブルタップによるタッチ・スクリーン操作が可能なことを示している。これは、iOSやAndroid 4.1以降で用いられているゼスチャーと同じものだ。

動画では、合成音声に雑音が入ったり、発生がスムースではない様子を見て取れる。これについてZehe氏は、Firefox OS搭載機器はどちらかというと安価で性能が低いものになるため、これらのディバイスで問題なく動作させることを重視して開発を進めており、このデモにおいてもそのようなディバイスを使用しているという趣旨の説明をしている。また、音声合成に関する問題もなるべく解決したいと考えているとも述べている。

現在、スペインやポーランドなどの一部の国の市場に出回っているFirefox OS搭載機器においては、これらのアクセシビリティー機能はまだ利用できないが、今後さらに開発を進め、徐々にこれらの機能もリリースして実用的なものにする予定だということだ。