[ニュース] アライド・ブレインズ、政府機関のWebサイトに対するアクセシビリティー調査結果を発表

2013年6月26日

投稿者:中根雅文

アライド・ブレインズ株式会社は、6月20日、50の政府機関のWebサイトに対して同社が実施したアクセシビリティー調査の結果を発表した。

この調査は、2013年4月26日から5月24日の期間、50の政府機関のWebサイトで公開されていた全ページ、1,210,167ページを対象に実施された。総務省が公開しているアクセシビリティー・チェック・ツールのmiCheckerが対象としている項目について、miCheckerと同じ基準で判定したという。

その結果、調査対象の50の府省等サイトの合計1,210,167ページのうち762,252ページ (62.99%) で、JIS X 8341-3:2010の達成等級Aの対応に問題があることが確認されたという。

また、達成等級Aに該当する25の達成基準の中で、特に満たしていないページが多かったのは、以下の2点だという。

  • 「7.1.1.1 非テキストコンテンツに関する達成基準」: 代替テキストが指定されていない画像があるなどといった問題でこの達成基準を満たしていないページが、全体の30.76%あったという。
  • 「7.3.1.1 ページの言語に関する達成基準」: html要素のlang属性などの指定がないといった問題でこの達成基準を満たしていないページが、全体の30.53%あったという。

同社では、同様の調査を都道府県政令市、政党などのWebサイトにも実施しており、今後順次結果を発表する予定だという。

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