今回は、長谷川 恭久さんをゲストにお招きして、前後編に分けてお送りします。
前編では、長谷川さんを交えてAccSellクリッピング掲載記事の紹介とTwitter拾い読み、そしていただいたご質問への回答をお送りします。
長谷川さんを交えてさらにあれこれと話している後編と併せてお楽しみください。なお、収録後記は後編の配信ページでお送りします。
- Podcast
- 約46分:65.3MB
- ポッドキャスト第50回前編: 「サックリ終わらせるはずだったところが...」をダウンロードする
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AccSellクリッピング掲載記事の紹介
今回紹介しているのは、W3C WAIがWCAG EMという文書を先頃公開したという話題です。WCAG EMとはどんな文書なのか、どういった経緯で作成されたのか、Webアクセシビリティーの評価を行う実務家の立場での植木の感想などについて話しています。
Twitter拾い読み
まず、植木が以下のツイートを取り上げています。
米司法省、クローズド・キャプションや音声解説が提供されている作品について、映画館で適切に提供できるように義務づけるようにする規制変更に関して、意見募集を実施。 http://t.co/YLfWxTiZ7U
— AccSell (@AccSell_net) 2014, 7月 30
関連して、映画館でクローズド・キャプションを提供する仕組みについて紹介しています。
続いて中根は、Accessibility and the Shadow DOMという記事を取り上げて、Shadow DOMとはなにか、またスクリーン・リーダーなどの支援技術で扱うことができるのかという点について話しています。
さらに、1990年7月26日に行われた、Americans with Disabilities Act (ADA、障害を持つアメリカ人法)の署名式典での当時のブッシュ大統領のスピーチについて紹介しています。
izuizuは、前回ゲストにお越しいただいた梅垣 正宏さんがご自身のツイートをまとめられたウェブアクセシビリティ原理主義について話しています。
また、以下のツイートを取り上げて、Webフォントについて話しています。
アクセシビリティのためにWebフォントを採用した小田原市サイトの事例。フォントを画像で表現しないので文字色切替もCSSで楽ちん http://t.co/0HPwfJaG4n #fkmarkup
— こしみず (@kossymiz) 2014, 7月 26
いただいたご質問
以下のご質問をいただきました:
先日、Webデザインについての記事を読んでいたところ、以下のURLのサイトのa要素のデザインが取り上げられていました。
http://tympanus.net/Development/InlineAnchorStyles/マウスオーバーでアニメーションするのですが、これを見た時に(カッコいい!でも、アクセシビリティ的にはどうなんだろう?)という疑問が湧いてきました。
アクセシビリティを確保するためには、どういった動きのあるデザインは問題がなく、どういったものが問題があるのか、その考え方を知りたいと思っています。
この質問について、そして関連して動きがあるコンテンツ全般について、話しています。
今回のゲスト
長谷川 恭久(はせがわ やすひさ)さん
デザインやコンサルティングを通じてWebの仕事に携わる活動家。アメリカの大学にてビジュアルコミュニケーションを専攻後、マルチメディア関連の制作会社に在籍。日本に帰国後、数々の制作会社や企業とコラボレーションを続け、現在はフリーで活動。自身のブログとポッドキャストではWebとデザインをキーワードに情報発信をしているだけでなく、各地でWebに関するさまざまなトピックで講演を行ったり、多数の媒体での執筆に携わる。
著書に『Experience Points』『Web Designer 2.0』など。