こんにちは!
「AccSellメールマガジン」第7号が発行されました!
第7号の内容は
- [連載] 中根雅文の「全盲のコンピューター利用に関する四方山話」
- 第7回: MS-DOS環境で文書作成
- [連載] 植木 真の「JIS X 8341-3:2010 『逆引き』徹底解説」
- 第7回:JIS X 8341-3:2010 入門 <その7> 試験の手順と試験結果の表示
- [連載] 辻 勝利の「Life with 支援技術」
- 第5回:NVDAを使うための準備
の3本です!
今月は前回よりもちょっぴりスリムな気がしないでもないような。でも読み応えたっぷりです!
もちろん今号のチラ見せもありますよ!それは以下からどうぞ。
[連載]辻 勝利の「Life with 支援技術」
第5回: NVDAを使うための準備前回は、無料で利用できるオープンソースのWindows用スクリーン・リーダー、NVDAの概要についてご紹介しました。ごく最近までスクリーン・リーダーは有料というのが当たり前で、利用者はコンピュータやオペレーティングシステム以外に自分のニーズにあったスクリーン・リーダーを購入して使用しなければならなかったこと、NVDAやVoiceOverをはじめとした低価格のスクリーン・リーダーが利用者の経済的な負担を軽減しただけでなく、これまでスクリーン・リーダーを使用する機会がなかったような人たちにも、それを使用する機会をもたらしたことをご紹介しました。
今回は実際にNVDAを使用するための準備として、そのダウンロード方法や音声エンジンの導入方法、読み上げ内容を画面出力する方法を紹介したいと思います。
NVDAの入手と実行
NVDAは前回ご紹介したNVDA Projectのダウンロードページ(英語)から入手することができます。なお、NVDA Projectでは開発を継続するために寄付を募っておりますので、ダウンロード前に寄付を求めるページが表示されます。
執筆時点のNVDAの最新版は2012.3です。開発途中の最新の機能を試してみたいとか、自分も開発に参加したいといった場合を除き、NVDA Projectが提供している公式版を利用することをお勧めします。ダウンロードが終了したら、入手したNVDAパッケージを実行してください。NVDAをコンピューターにインストールするか、USBメモリーなどで持ち運びができるポータブル版を作成するか、起動したNVDAをそのまま使用するかを選択できる画面が表示されますので、目的にあった項目を選択してください。それぞれの特徴は以下のとおりです。
インストールしたNVDA
Windowsのログオン画面の読みあげを含む、NVDAのすべての機能を利用できます。スクリーン・リーダーを普段利用している人が、NVDAを日常的に利用する場合などに有効です。たとえば、Windowsに何らかのプログラムをインストールしたり、Ctrl+Alt+Delキーを押して表示されるセキュアデスクトップの内容を読み上げさせたい場合に使用します。
ポータブル版
NVDAを設定ファイルを含めて持ち運びたいときなどに使用します。ポータブル版はUSBメモリーなどに入れて持ち運べますので、外出先などで音声の種類や読み上げ速度など、使い慣れた設定でNVDAを使用したいときなどに便利です。なお、Windowsのログオン画面やセキュアデスクトップ項目は読むことができません。
起動したNVDAをそのまま使用する
ダウンロードしたパッケージを起動すると、パッケージを操作
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