メルマガ第60号を発行しました!

こんにちは!2015年2月25日(水)にAccSellメール・マガジン第60号を発行しました!

[連載]中根雅文の「全盲のコンピューター利用に関する四方山話」
第59回: プレゼンテーション
[連載]植木 真の「こんなブログ記事見つけました!」
第18回: Re: AccSell Meetup 008

人のプレゼンのスライド作りの話っていろいろ参考になりますよねぇ。
AccSell Meetup 008 も、守谷絵美さんのスライドステキだったし、植木のスライドにはプロレスラーが出てたし、参考になります。プロレス以外のところで。

[連載]植木 真の「こんなブログ記事見つけました!」
第18回: Re: AccSell Meetup 008

2月11日開催の「集まれ!アクセシビリティー・ビギナーズ!」無事に終了

3か月に1回のペースで開催しているAccSell主催のセミナーイベント「AccSell Meetup」。先日、その第8回目を都内で開催し、無事に終了いたしました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

「集まれ!アクセシビリティー・ビギナーズ!」というタイトル通り、ビギナーズ(初心者)の皆さんを対象にした企画だったのですが、当日はビギナーではない方々も数名いらしたようです(笑) しかし、ビギナーではない皆さん、さすがです。当日は、Twitterで的確なツイートを連発していただき、しかもTogetterでまとめてくださる方もいらして、後方から強力に支援していただいた格好となりました。

さて、このMeetup、ここ最近は10名にも満たない少人数の参加が続いていたのですが、今回は30名を超えるお申込みをいただき、当日は25名前後の皆さんにお集まりいただきました。参加いただいた方の中で数名の方がブログで感想などを書いてくださっています。

また、参加いただいた皆さんには、開催後にオンラインでのアンケートにご協力をいただきました。先ほど目を通したのですが、皆さんご満足いただけたようで、ホッとしております。次回もまたがんばります!

ところで、先ほどご紹介したブログの中で、一つ考えさせられる記事がありましたので、今回はそれを取り上げさせていただきます。

自信をもってアクセシビリティに取り組むための課題

というわけで、このタイトルの記事です。"could" という名前から、多くの方はすぐにピンときたのではないでしょうか。そう、長谷川恭久さんです。AccSellのポッドキャストにも二回ご出演いただいております。

対象外というのは十分承知していますが、伝える仕事をしている自分としてはビギナー相手にどうアクセシビリティを伝えるのか大変興味がありました。

たしかに、長谷川さんはビギナーではないでしょうし、「対象外」かもしれません(笑)でも、「ビギナー相手にどうアクセシビリティを伝えるのか大変興味がありました。」というのは、よく分かります。ワタクシ自身、こうしてアクセシビリティに関わるようになって15年近くになりますが、アクセシビリティを伝えるために手を変え、品を変え、いろいろやってきました(遠い目)。

今回のイベントは、デザイナーの守谷 絵美さん(@emim)が登壇したせいもあってか、参加者や会場の雰囲気が前回とは少し異っているように思えました。アクセシビリティの考え方、実装の仕方をより多くの方に伝えるには、アクセシビリティの専門家ではない方が、あえてアクセシビリティを語るみたいな機会をもつことは重要だと改めて感じました。

今回、普段よりも多くの皆さんが参加いただき、そしてAccSell Meetupには初めて参加するという皆さんも多くいらっしゃいました。その要因の一つは、やはりゲスト出演してくださった守谷絵美さん(チャットワーク株式会社)のセッションだったと思います。ビギナーではない方々も、やはり守谷さんのセッションが目当てだったようです。

主催者の一人でもあったワタクシも、どんなお話が聞けるのかをとても楽しみにしていました。専門家ではないデザイナーさんがアクセシビリティを語るセッションというのは記憶にないですし、さらに女性が語るというのもずいぶん久しぶりのことのように思います。長谷川さんが書いている通りです。とても貴重な機会でしたし、すごく有意義でした。

「アクセシビリティ」というと、だいたい話をする人が決まっているんですよね。ワタクシなんかは、その筆頭だと十分に自覚しておりますし、もっといろんな人に登壇してほしいんです。例えば、WAIC(ウェブアクセシビリティ基盤委員会)に参加しているメンバーの皆さんとか。最近、都内ではいろいろな人がセミナーを企画するようになってきましたが、もっと増えていってほしいですね。

ワタクシはというと、今年は首都圏以外に目を向けております。今年に入って、福岡、大阪、神戸で久しぶりに登壇させていただきました。どうやら、名古屋も近いうちに決まりそうです。そして、仙台で自社開催するものも近日中に発表予定です。もう都内はしばらくいいかなと。ただ、オファーがあれば断る理由はないので、全てお引き受けします(笑)

それはそうと、守谷さんのセッションはとても面白かったです。やはり、デザイナーさんの視線で語られるアクセシビリティというのは新鮮でした。中でも、色のコントラスト比について語る場面は圧巻でした。WCAG 2.0の用語集に相対輝度の計算式があるのですが、ある背景色と文字色を使って実際に計算するという、まさかの展開に! ツールしか使ったことのない自分を恥ずかしく思いました(苦笑)

守谷さんのセッションは再演も期待したいですし、他にもアクセシビリティを語ってくれる方の登場を期待したいところです。

やっぱり時間がかかるという現実

植木さんのセッションだけではありませんが、アクセシビリティのセミナーで「簡単」という言葉を耳にするようになりました。難しいというイメージが先行してしまっている Web アクセシビリティですから、簡単に始めることができることを伝えなければいけません。

今回はビギナー向けで、ワタクシのセッションは『基本の「キ」』だったので、簡単というか、実はみんなフツーにやってますよね?という内容でした。JIS規格を読むと何だか難しそうに思えるかもしれないけど、実際に書かれているのは意外とフツーのことも多いんですよと。

「難しい」というイメージが先行しているのか、何となく身構えてしまっている人が多いことをずっと感じています。もちろん、WAI-ARIA的なことになったり、Webアプリケーション的なものになったりすると難易度が高いのは確かです。今回は、以下のポイントを紹介しました。

つづきはメルマガで……。

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