こんにちは!2014年6月11日(水)にAccSellメール・マガジン第43号を発行しました!
- [連載] 中根雅文の「全盲のコンピューター利用に関する四方山話」
- 第42回:MS-DOS環境の進化
- [不定期連載] 伊敷政英の「Letter From Misty World」
- 第2回:ロービジョンとスマホ・タブレット
- [不定期連載] 山本和泉の「izuizuのアクセシビリティ100本ノック」
- 4本目(追試):コーチ&監督指導
今回は、伊敷政英さんの不定期連載と、izuizuの100本ノックと、中根のMS-DOSの話といつも以上に盛りだくさん(たぶん)
[不定期連載]伊敷政英の「Letter From Misty World」
第2回: ロービジョンとスマホ・タブレット皆さんこんにちは。伊敷政英です。
僕の不定期連載、1年以上も間が空いてしまって、不定期にもほどがあると反省しています。第1回 (第11号に掲載) では、ロービジョンの見え方やパソコンの利用方法、ウェブで便利になったことや不便を感じるシーンなどについてご紹介しました。
今回はスマートフォンやタブレットについて、ロービジョンの人がどのように使っていてどんな魅力や可能性があるのかお話したいと思います。
●スマホ・タブレットのロービジョン向けアクセシビリティ機能
iPadやiPhoneには、画面内の文字や画像などを見やすくするためのアクセシビリティ機能があります。代表的なものをご紹介します。
ズーム
Windowsの拡大鏡やMacのズームのように、画面全体を拡大表示する機能です。3本指でダブルタップすることでズームのオン・オフを切り替えます。また倍率の調整も簡単に行うことができます。
色を反転
画面内のすべての色を、RGBの捕色に反転します。白は黒に、黒は白に、赤は緑に、青は黄色になります。
より大きな文字
この機能をオンにしてあらかじめ文字サイズを設定しておくと、Dynamic Type機能をサポートしているアプリで、大きな文字で表示できます。僕自身は普段使っていませんが、メールの本文などがこの機能に対応しているようです。
文字を太くする
これをオンにすると、ホーム画面のアプリ名やメール本文、キーボードなどの文字を太く表示します。この機能のオン・オフを切り替えるには端末の再起動が必要です。
僕自身は、これらの機能のうちズームと色反転を使用しています。色反転については前回も少しお話しましたが、皆さんと同じように白い背景に黒い文字でパソコンやタブレットを表示すると、僕の場合背景の白が眩しすぎて文字を読めないため、この機能を使って色を反転させ、黒い背景に白い文字で使っています。
また、ホームボタンを3回押すことでこの機能のオン・オフを切り替えるように設定しています。色反転をオンにしていると写真や動画もすべて色が変わってしまいますので、これらを見るときは機能をオフにします。
●僕のiPad利用法
僕が普段、どんなシーンでどんなふうにiPadを使っているかご紹介します。
つづきはメルマガで……。