こんにちは!2014年5月28日(水)にAccSellメール・マガジン第42号を発行しました!
- [連載] 中根雅文の「全盲のコンピューター利用に関する四方山話」
- 第41回:GUI時代の幕開け
- [連載] 植木 真の「"勝手に" & "こっそり" Webアクセシビリティ診断」
- 第8回:絶対に負けられない闘いが始まる!
- ポッドキャストこぼれ話
- 2014年5月21日配信分から
です!
今回、ひさびさにポッドキャストこぼれ話があります。だって木達さんとのポッドキャスト楽しすぎて長くなってしまいましたから。というか、izuizuがテンション上がってしゃべりすぎていたのもあるんですけどね(てへっ)
ポッドキャストこぼれ話: 2014年5月21日配信分から
このコーナーでは、ポッドキャストで配信できなかった、「配信からこぼれてしまった」話、でも興味深い (かもしれない) やり取りを紹介します。
今回は、木達 一仁さんをゲストにお迎えしてお送りした、5月21日配信の第45回でお届けできなかった話と、収録後の飲み会でのやり取りから、以下の内容をお送りします。
- 国内外でのWebアクセシビリティー関連の情報量の差
- 宇宙、そしてアクセシビリティー
それでは、ポッドキャストと合わせてお楽しみください。 (文中敬称略)
国内外でのWebアクセシビリティー関連の情報量の差
izuizu: アクセシビリティーとかマークアップの話を、飲みの席だったんですけど、する機会があったんですよ。そのときに、植木さんがよく言ってる当たり前のことってのはあるけど、それ以上特に情報とかないよね、って言われたことがあったんです。まず最低限抑えることは重要だなとずっと思ってるんですけど、それをマスターしてる制作の人たちは次どこを目指していいのか分からないってことがあるのかな、とそれを聞いて思ったんですよね。
木達: そうですね。マークアップは、たしかに一昔前に比べるとだいぶアクセシブルなマークアップするようになったと思うんですよ、実際。それは、例えばCSSをよくサポートしたブラウザーが普及してきているとか、いろんな要因があるとは思うんです。実際「Web標準」とかも一時期バズったりしてだいぶ定着したと思うんです。ただ、マークアップだけでアクセシビリティーの善し悪しを議論するというのが無理だという時代だと思っていて、特にスクリプトのアクセシビリティーはすごくまだまだこれからだなと思っています。特にWAI-ARIAみたいなものをいかに効果的に使うかっていうのは、あんまり日本語での情報って見かけなかったりするので、それだけでベンチマークすることはできないとは思うんですけど、ちゃんとスクリプトを書いてる人ってそんなに多くはないんじゃないかって気がしてるんですよね。
izuizu: そういった情報は、やはり海外のブログとかサイトで仕入れるしかないんですか、今は?
木達: そうですね。残念ながらWAI-ARIAに関していうと、日立さんが翻訳して公開しているバージョンってすごく前のドラフトだったと思いますし、でももう1.0が勧告されていますし、そろそろ日本人向けに日本語で読める仕様が欲しいなと思っているわけですが、なかなか難しいんですよね。まあ一部雄志の方がたしか翻訳してらしたと思いますけど、なにせテキストのボリュームがすっごいあるので、なかなか大変だと思うんですよね。
中根: プログラミングみたいな技術者だけを相手にしていればいいような場合は、英語の情報がやっぱり一次情報だし、更新頻度も圧倒的に高いから、我慢して英語のものを読もうよって僕は言っちゃうんですけど、マークアップってそうは言い切れないくらい関わってる人も多いし、やっぱりそこのところはなんとかしないと、とは思うんですよね。
izuizu: じゃあ最近、木達さんが海外の情報で気になるものってありますか?
木達: いろいろありますよ。僕は英語は苦手なんですけど、がんばって英語の記事は読もうという気持ちだけは持っていて、できるだけそっちにアンテナを張って気になったものはブックマークしてるんですよね。で、Diigoっていうオンライン・ブックマーク・サービスを使っていて、でアクセシビリティーに関するネタはaccessibilityっていうタグを付けてブックマークしてるんですよ。 (参考: 木達さんのDiigoでaccessibilityのタグが付けられているリンク)で、今ちょっと自分で見返していたんですが、例えば、日本でも昔講演したことがあるBruce Lawsonさんって方がブログで書いていた話で、HTML5の新しい要素のheader、footerというのをそもそも使うべきかどうか、みたいなそういう興味深いトピックスなんかも英語の記事なんですけどあるんですよ。これやっぱり、個人的にはすごく日本語に訳して紹介したい、けど全然時間がないっていう。
izuizu: すごいその話聞きたいですー!!
植木: いや、本当に良い話っていうか良いネタは一杯あるんですよね。でもやっぱり時間がないんですよ。
つづきはメルマガで……。