こんにちは!2018年3月28日(水)にメール・マガジン第134号を発行しました!
- [連載]徹底解説!インクルーシブHTML + CSS & JavaScript 多様なユーザーニーズに応えるフロントエンドデザインパターン (7)
- 伊原 力也
- [寄稿]NVDAを使い始めて2か月で起きた変化
- 伊敷 政英
[連載]徹底解説!インクルーシブHTML + CSS & JavaScript 多様なユーザーニーズに応えるフロントエンドデザインパターン (7)
こんにちは、freeeの伊原です。本連載のテーマである「インクルーシブHTML + CSS & JavaScript 多様なユーザーニーズに応えるフロントエンドデザインパターン」ですが、お待たせしました、先日電子版が無事リリースされました!前著同様、今回も監訳者自らが制作を行っています。インクルーシブデザインの本がインクルーシブな形で提供できたことを嬉しく思います。Kindle版だとAmazon Echoで再生もできるとか。やはり適切にマークアップされたテキストがあると、活用の幅も広がりますね。みなさんもぜひお手にとって頂ければと思います!
それでは今回も、書籍から内容をダイジェストでご紹介いたします!
8章:インクルーシブプロトタイピング
前回はいわゆるハンバーガーメニューを扱いました。こういったものは、そもそもユーザーがそれが操作できるものとわかる必要がありますし、作る側としてもどんな操作ができるものなのかを把握していなければ、適切な実装は難しくなります。
絶対に守らなければならないことは、ルック&フィールがどうなるかよりも先に、まずアクションがどのように行われるかを考えるということです。
ということで、今回はコードからいったん離れて、ペーパープロトタイピングの話です。ペーパープロトタイピングというのは、ユーザーインターフェースのイメージを紙で作り、それをユーザーに操作してもらうという手法です。その特徴は本でも紹介されており
- 紙なら誰でも取り組める
- 試行錯誤が簡単
- 洗練されていない(ので、それを見る人がリラックスしてフィードバックできる)
といったあたりが挙げられます。こういった特徴があるので、割とプロジェクトの早い段階から作っては壊しを繰り返しやすく、がちがちに作り込むよりもそのほうが完成度が高まるよ、という話なわけです。ただやはり、この本で紹介されているやりかたは、ふつうのプロトタイピングとは一味違うやり方でした。
必要なのはユーザビリティのためのプロトタイプであり、このプロトタイピングで得られた体験がインクルーシブであればあるほど、より多くの人がプロダクトを使いやすいと感じることになるでしょう。
さて、体験がインクルーシブである、というのはどういうことでしょうか?
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