こんにちは!2018年4月11日(水)にメール・マガジン第135号を発行しました!
- [連載]中根雅文の「全盲のコンピューター利用に関する四方山話」
- 第111回: 視覚障害者と読書 (11)
- [寄稿]AIとWebアクセシビリティ(後編)
- アルファサード株式会社 野田 純生
[連載]中根雅文の「全盲のコンピューター利用に関する四方山話」
第111回: 視覚障害者と読書 (11)前回から、Amazon Kindleについて紹介しています。当初は視覚障害者にとってまったくアクセシブルではなかったKindleですが、前回触れたアリゾナ州立大学の訴訟の後、状況は徐々に改善されました。今回は、このKindleのアクセシビリティー改善の動きについて紹介します。
Kindle Keyboardの改善
前回にも触れましたが、Amazonは対応しているKindle書籍の読み上げが可能なKindle端末を発売しました。当初は単純に書籍の読み上げが可能、というだけでしたが、アリゾナ州立大学の訴訟の後くらいのタイミングで、この端末のメニューの音声化が実現されました。
この改善が実施された頃だったと思いますが、AmazonはKindle端末の種類を増やしました。当時はKindle TouchやKindle Paperwhiteと呼ばれていたシリーズの、タッチ・スクリーンを搭載したタブレット型端末です。これらと区別するために、この音声読み上げ機能が搭載された端末は、Kindle Keyboardと呼ばれるようになりました。
メニューの音声化のニュースに触れて、実は僕も1台米AmazonからKindle Keyboardを取り寄せてみました。
今となってはよく覚えていないのですが、メニューを音声化するための設定手順を予め調べた上で初期設定に臨んで、どうにかこうにか「しゃべるKindle」を使えるようにしました。QWERTY型のキーボードが搭載されているとはいっても、キーは決して押しやすくない小さなボタンで、英数字以外の配列は変則的といっていいものでしたから、特に自宅のWi-Fiに接続するための設定には苦労した記憶があります。
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