野村ホールディングス株式会社が、JIS X 8341-3:2010の「8. 試験方法」に基づいた試験結果をWebサイトで公開した。試験の対象としたのは同社ウェブサイトの主要な30ページで、試験結果はすべてのWebページが等級A一部準拠だったのに加えて、等級AAの8つの達成基準、等級AAAの3つの達成基準も満たしているとしている。最終目標は等級AA準拠だが、まずは今年度中に今回試験した30ページを等級Aに準拠させることを第一目標として掲げている。
この「AccSellクリッピング」でも以前に紹介したように、野村ホールディングス株式会社では、今年の3月にアクセシビリティポリシーを更新。JIS X 8341-3:2010の等級AA準拠を最終目標とすることを表明していた。証券会社や銀行などの金融業界のWebサイトで、JIS X 8341-3:2010に基づいた試験結果を公開したのは、おそらくこれが初めてである。
また、試験は英語サイトでも同様に実施されており、やはり主要な30ページがウェブページ単位ですべて等級A一部準拠だったのに加えて、等級AAの8つの達成基準、等級AAAの3つの達成基準も満たしている。同社では、日本語サイトと英語サイトを合わせて、合計60ページのJIS X 8341-3:2010対応を試験したことになる。