米国Ai Squared社と米国GW Micro社は、両社が合併することを発表した。5月1日付けで、両社のWebサイトにプレス・リリースが掲載された。
Ai Squaredは、WindowsおよびMac OS X用の画面拡大ソフト、ZoomTextをなど、ロービジョン者向けの製品の開発で、GW Microは、Windows用のスクリーン・リーダー、Window-Eyesなどの開発でそれぞれ知られている。
プレス・リリースとAi Squaredが公開している今回の合併に関するQ&Aの中で、今回の合併の目的として、軽度のロービジョンから全盲まで、多様な視覚障害者のための製品を提供できるようにするという点が挙げられている。
同Q&Aによると、Ai Squaredが存続会社となる。GW Microの製品やWebサイトなどは、当面は現状のまま提供されるが、近い将来、Ai Squaredブランドに統一される予定だという。
当面は、現在両社が扱っている製品の内容や価格を変更することはないとする一方で、ZoomTextとWindow-Eyesの親和性の向上や、統合的なトレーニング・プログラムの実施、また新製品の開発などが予定されているとしている。
また、同Q&Aでは、現在GW Microが実施しているMicrosoft Officeユーザー向けのWindow-Eyesの無償提供は、これまで同様継続されることが明らかにされている。