Windows用スクリーン・リーダー、Window-Eyesを開発、販売する米国GW Microは、1月14日、マイクロソフトと提携し、Microsoft Officeのユーザーに対して、Window-Eyesの無償提供を開始した。同社のプレス・リリースで明らかにした。
Window-Eyesは、英語圏を中心に多くのユーザーがいるスクリーン・リーダーで、アメリカ国内における1ユーザー用ライセンスの通常の価格は895ドル。
このほど開始された無償提供は、Microsoft Office 2010以上のユーザーが対象で、対象ユーザーは特に機能制限がないWindow-Eyesを、専用ダウンロード・サイトから入手することができる。なお、同サイトからダウンロードしたWindow-EyesをOffice 2010またはOffice 2013がインストールされていない環境で起動した場合は、30分間のみ利用できるデモ・モードで動作するという。
現時点では、アラビア語、ベルギー語、チェコ語、オランダ語、英語 (アメリカおよびイギリス)、フランス語、ドイツ語、ヘブライ語、イタリア語、韓国語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語 (ポルトガルおよびブラジル)、スウェーデン語、トルコ語の各国語版については最新バージョン8.4.0.0が、またクロアチア語版については7.11が提供されている。ただし、アラビア語とヘブライ語については、別途有料の音声合成エンジンを入手する必要があるという。