[ニュース] ATAG 2.0が勧告候補に

2013年11月14日

投稿者:中根雅文

World Wide Web Consortium (W3C)のWeb Accessibility Initiative (WAI)は、11月7日、Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) 2.0のCandidate Recommendation (勧告候補)を発行した。

ATAG 2.0は、HTMLエディター、ブログ、Wiki、その他のCMSなど、Webコンテンツを制作するためのオーサリング・ツールの開発者向けの文書。オーサリング・ツールそのもののアクセシビリティーを確保し、障害があるユーザーも利用できるようにするための指針と、オーサリング・ツールによって作成されるWebコンテンツがWCAG 2.0に準拠したものになるようにするための指針が示されている。

W3Cの勧告候補の文書は、その文書で示されている内容が実装可能であることが実証されると、次の段階である勧告案とするための手続きに入ることができる。

W3C WAIでは、オーサリング・ツールの開発者に対して同文書に基づいたオーサリング・ツールの開発を呼びかけている。また、同文書の達成基準を満たすオーサリング・ツールのリストを作製しており、このリストへの掲載を希望する開発者に対しては、12月7日までに申し出るように求めている。

また、Implementing ATAG 2.0の草案も、同日付で更新されている。

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