今回はAccSell瓦版で、プレゼンテーション資料のアクセシビリティー、iOS 12.2で加わったaccessibility event、アメリカのアクセシビリティー関連の訴訟について話しています。
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- 約36分:44.5MB
- ポッドキャスト第159回: 「生きてたんだ!!おー、ひさびさ!!」をダウンロードする
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オープニング・トーク
今回のizuizuからのお題は「新幹線での忘れ物」です。
AccSell瓦版
最近AccSellの3人が気になったアクセシビリティーに関連する話題について話す「AccSell瓦版」、以下の話題を取り上げています。
パワポじゃなくても参考になりすぎる
PowerPoint プレゼンテーションのアクセシビリティを向上させるためのベスト プラクティス (izuizu)
スライド資料を作るときのポイントがまとめられていて、パワポの機能でいろいろ解決できるのを改めて知ったので紹介しました。
Appleよ、なぜ今さらこんな機能を?
iOS 12.2で追加された「アクセシビリティー・イベント」が物議 (中根)
"Apple’s new feature a step towards digital apartheid"という、iOS 12.2で追加された「アクセシビリティー・イベント」について書かれた記事を取り上げて、この機能に対する懸念などを話しています。
なお、収録後にこの機能についてAppleが公開している情報を発見しました。合わせてご覧ください。
アメリカの皆さん、実際のところ、どうなってますのん?
2019 CSUNATC DIGITAL ACCESSIBILITY LEGAL UPDATE (植木)
近年、アメリカで激増中のウェブサイトに対する提訴件数について、デジタル分野のアクセシビリティ問題を扱う弁護士Lainey Feingoldさんの「CSUNカンファレンス」でのセッションをフォローするエントリーを紹介しながら話しています。
アメリカの人たちの話を聞いていると、障害当事者が権利を主張しはじめた一方で、金銭だけを目的にした"悪質な"弁護士が絡んだ提訴も少なくないようで、当面この増加傾向は続きそうな状況です。
中根が言及していた書籍はこちら:
収録後記
ご紹介したように、ずっとよく分からずにいた "structured negotiation" の実体が分かって僕は大変すっきりした気分です。日本で同じ事をやろうと思ってもなかなか大変かも知れないという気がする一方、日本で訴訟を起こしてさらに勝訴することはもっと大変でしょうから、実質的な結果を得る方法として充分に参考にできるのではないかという気もしています。まずはちゃんと本を読んで勉強しようと思います。 (中根 雅文)
3月の「CSUNカンファレンス」、そして4月の「アクセシビリティキャンプ東京 2019」と、立て続けにアメリカの現地の声を聴くことができました。法整備が進んでいるアメリカ、法整備が進んでいない日本、それぞれの前提は異なるものの共通項があったり、やはり日本が後れをとっている側面があったりしますが、今後も海外諸国の動向はウォッチし続けていきたいと思います。 (植木 真)
ポッドキャストでも話をしましたが、スライド資料はKeynoteで作ってますが、そろそろ別のツールをいろいろ試してみようと思っています!!おすすめスライドツールがあったらぜひ教えてくださいー。 (山本 和泉)