今回は青木 秀仁さんをゲストにお迎えして、Code for Nerimaの取り組みやUDトークについて伺いながら情報保障のことなどについても話しています。
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- 約86分:93.5MB
- ポッドキャスト第151回: 「なんで聴くっていう行為だけ時間軸に制限があるのかなって風な感じなんですよね」をダウンロードする
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オープニング・トーク
今回のizuizuからのお題は「ファストフード」です。
青木 秀仁さんを交えて
まずは、UDトークの開発者である青木さんに、UDトークについて、そしてUDトーク開発の経緯などをお話しいただいています。
関連して情報保障についてもあれこれ話しています。
そして、青木さんが「アクセシブル」や「インクルーシブ」の実践の場として取り組みを進めておられるというCode for Nerimaについて紹介していただいています。
テキスト版について
ポッドキャストの最後の方で言及されていた今回のポッドキャストのテキスト版ですが、青木さんがUDトークでテキスト化したものを編集してくださったものがあります。
音声の長さの1.5倍くらいの時間で、UDトークによる認識と編集ができたということでした。
また、このテキストを基にして、久しぶりにYouTube配信分にははリアルタイムのキャプションを付ける予定です。
今回のゲスト
青木 秀仁 (あおき ひでひと) さん
一般社団法人Code for Nerima代表理事、UDトーク開発者。
聴覚障害者との出会いから自身のコミュニケーションスキル不足をテクノロジーで補えないかと考え、UDトークの開発に着手。現在は東京都練馬区でITを活用して地域課題を解決するシビックテックの活動に注力している。
収録後記
音声エンジンを問わず、最近は本当に音声認識の精度が上がってきて、いよいよUDトークのような仕組みを本格的に活用できる時代になってきたなという気がしています。今回のお話しを伺っていて、無料で高精度の音声認識エンジンを使えることでユーザーが増え、その結果音声認識エンジンの学習のために使えるデータが増加してさらに精度が上がる、そしてその結果ユーザーが増えて……、という好循環が起こっているのかなと思いました。これがもし、お金を払った人しか音声認識エンジンを使っていない、という状況だったとしたら、こんな急速な進化はしなかったのかも知れません。「安かろう悪かろう」というのとは正反対のことが起こっている、なんだか面白いことになっているなあと独り感心してしまいました。 (中根 雅文)
「筆談ホステス」という本を書いた女性が東京の区議会選挙で当選したときに、議会で「UDトーク」を使っている様子がテレビなどで紹介されて以来、セミナーや研修などでアプリを紹介してきました。これまでセミナーでは聴覚に障害のある方に対する情報保障が十分できない制約にジレンマを抱き続けてきたのですが、9月に開催したセミナーで「UDトーク」を試したらすごくイケてました。これからはみんなでしっかり活用していきましょう! それにしても、青木さんのトークが軽妙で、ずっと聞き入ってしまった。次の機会を楽しみにしています!! (植木 真)
今年の5月にあった「アクセシビリティの祭典」で、はじめてUDトークを見たときの衝撃がいまも忘れられません。前でしゃべった内容がそのまま文字でスクリーンに出るってめっちゃ未来!!!チョー未来!って。あの感動をあなたにもわけてあげたい(昭和感) (山本 和泉)