今回は、青森県在住のWebデザイナー、高森 三樹さんをお迎えして、高森さんがアクセシビリティーに取り組むようになった経緯や、高森さんが手がけておられる「視覚・聴覚障害のある方にiPadを教える人財育成講座」についてうかがっています。
- Podcast
- 約64分:57.6MB
- ポッドキャスト第99回: 「やっぱり当事者をちゃんと見たかったっていうのがありますね」をダウンロードする
- YouTubeで再生する
オープニング・トーク
今回のizuizuからのお題は、「CDに関する思い出」です。世界で初めて作られたCD、そしてAccSellの3人が初めて買ったCDとは?
高森 三樹さんを交えて
ゲストをお迎えしてお送りしている毎月2回目の配信、今月は青森県在住のWebデザイナー、高森 三樹さんがゲストです。
まず、高森さんのお仕事について簡単にお話しいただいています。
つづいて、高森さんが手がけておられる「視覚・聴覚障害のある方にiPadを教える人財育成講座」について詳しくうかがっています。
なお、この講座は今年も実施が予定されていて、青森県庁のサイト内で情報が公開されています。
また、この中で取り上げた「災害時における視覚・聴覚障害者のためのICT利活用アンケート調査」は、青森県庁のサイト内に掲載されています。
そして、視覚障害者のスマートフォンへの移行に関して、その難しさや、移行できない人たちが直面している問題などについて話しています。
メール・マガジンのバックナンバー公開について
そして最後に、先日サイト上でもお知らせしたメール・マガジンのバックナンバー公開について、こちらでもお知らせしています。
今回のゲスト
高森 三樹 (たかもり みき) さん
岡山県出身、青森県在住のWebデザイナー。
自治体・企業・団体・個人など多種多様なWebサイトの構築・運用や、ITの活用・仕事・働き方などをテーマにした講演活動などを実施している。
ウェブアクセシビリティに関する活動では、高齢者や障害者も含めた誰もが使いやすいインターネットの在り方を研究・実践。
障害者向けiPad講習会を県内外で実施しているほか、障害者にiPadの使い方を教えられる人材を育成する青森県の事業を担当。この事業が日本のモバイル業界における最高峰の賞「モバイルプロジェクト・アワード2014」のMCF社会貢献賞を受賞。
ネットいじめやソーシャルメディアの危険性にも注目し、学校関係者や保護者向けにインターネットの活用と問題の両面について講演するなど、Web技術を社会貢献に活かせる方法について日々模索中。
収録後記
「ミキティ」といえば、名古屋の大藤さんと青森の高森さん。大藤さんも以前ポッドキャストにご出演いただきましたが、今回はもうひとりの高森さんをゲストにお迎えしての収録でした。年に数回お会いする機会があるんですが、知らなかったお話も聞けて楽しかったです。ありがとう、ミキティーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ! (植木 真)
イベントなどで何度かお目にかかっていましたがいつもご挨拶だけで終わっていて、はじめてじっくりお話を伺うことができてうれしかったです!ありがとうございます!ミキティーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ! (山本 和泉)
高森さんとお話ししていて、やはりもっと当事者からの情報発信が必要なのだなということを改めて痛感しました。元々このサイトでそういった情報発信もしようと思っていましたが、人手が足らないということもありますし、また特定の障害だけに特化した情報を扱うのもどうかというのもあって、実現できていません。 (サイトワールドのインタビューはそういうことを深く考える前に始めたので、毎年やっていますが。)
実は視覚障害者のICT利用に関しては、これに特化した情報サイトを作ったり当事者同士のつながりを強めるための組織を作ったりといったことを計画していますが、なかなか実現できずにいます。今回の高森さんのお話に随分刺激されましたので、この計画をさっさと進めないといけないなという思いを新たにしています。
(中根 雅文)