今回は、「一人出版社」として活動しておられる境祐司さんをゲストにお迎えしてお送りします。コンテンツ制作から販売まで、すべてを一人でこなしていらっしゃるという境さんに、電子書籍出版にかんしていろいろなお話しをうかがっています。
- Podcast
- 約56分:52.3MB
- ポッドキャスト第73回: 「なんか気がついたら3日座っていた」をダウンロードする
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オープニング・トーク
7月15日が誕生日のとある有名人にちなんで(?)、カレーの話をしています。「ルーシー」なる誰かの名前のような新語が登場して中根が当惑しています。
境 祐司さんを交えて
中根は今回のゲスト境さんとは初対面でしたが、植木は随分前からの知り合いで、先日境さんのセミナー (レポート記事)で久々に再会したとか。その場でこのポッドキャストにご出演いただけることになりました。
元々はインストラクショナル・デザイン (ID) の専門家だったという境さんに、まずインストラクショナル・デザイナーのお仕事についてうかがっています。
つづいて、コンテンツ制作から販売までを手がける「一人出版社」の活動についてうかがっています。なぜ電子書籍なのか、発売後一定期間が経過するとコンテンツを無料で提供するビジネス・モデルにはどのような思いが込められているのか、Webアクセシビリティーを取り上げた「やさしいウェブ みんなのウェブどこでもウェブ」が刊行された経緯、電子書籍とアクセシビリティー、などなど盛りだくさんです。
なお、ポッドキャストの中でお勧めコンテンツとして紹介されている「一人出版社マーケティング実践論 コンテンツに魂が入る瞬間」ですが、収録時から販売予定が変更となり、一両日中に一般販売が開始される予定だということです。
今回のゲスト
境 祐司 (さかい ゆうじ)さん
インストラクショナルデザイナーとして講座企画、IDマネジメント、記事執筆、講演などを中心に活動。2012年5月より、イーブックデザイナーの肩書きを追加し、電子書籍のプランニング、情報設計、デリバリデザイン等を手掛ける。2014年より、デジタル専門の一人出版社「Creative Edge School Books(クリエイティブエッジスクール・ブックス)」を立ち上げ、コンテンツの企画から制作、ストアの運用、販売、プロモーションまで、一人で実践中。
一人出版社「Creative Edge School Books」
- 電子出版に関するPodcast「eBook Strategy」をiTunesで配信中
- 一人出版社・公式Twitter
- 電子書籍メディア論 (Facebook)
- 一人出版社・公式YouTubeチャンネル
執筆した書籍は、50冊ほど(海外版、ムックを含む)。
主な著書に、『Adobe Edge Animate スタートガイド ~CreativeCloud対応』(技術評論社)、『HTML+CSSデザイン|基本原則、これだけ。【HTML5 & CSS3対応版】』(共著/MdN)、『Amazon Kindleダイレクト出版 完全ガイド』(共著/インプレス)、『HTML & CSS 逆引き大事典』『速習Webデザイン Flash CS6』(技術評論社)、『現場で役立つCSS3デザインパーツライブラリ』『スマートフォン サイトデザインの基本原則』(共著/MdN)、『InDesign CS6で作るEPUB 3 標準ガイドブック』(共著/翔泳社)、『EPUB3 スタンダード・デザインガイド』(共著/マイナビ)、『ウェブレイアウトの教科書 PC・スマートフォン・タブレット時代の標準デザイン』(MdN)、『Webデザイン基礎 改訂3版 (速習Webデザイン)』(技術評論社)、『電子書籍の作り方』『Webデザイン標準テキスト ―変化に流されない制作コンセプトと基本スタイル』(技術評論社)、『デザイナーなら絶対知っておくべき Webデザイン50の原則』(ソフトバンククリエイティブ)など。
収録後記
今回のゲストの境さん、ワタクシの中では境 "先生" というイメージなのですが、築き上げてこられたキャリアをご破算にして、ひとり出版社をゼロから立ち上げられたという心意気というか、たぎる情熱に感服しました。「男として」という云いかたは時代遅れかもしれませんが、感じるものがビシバシとあった刺激的な収録でした。境 "先生"、イヤァオっ! (植木 真)
境先生のセミナーを何度か拝聴していて一方的に境先生ファンだったので、今回直接じっくりお話を伺うことができて本当にうれしかったです!物腰の柔らかい語り口にメロメロです。カリメロではなく、メロメロです。今回お話を伺っていて考え方とか捉え方に「はっ!」って思うことが多くてこれからのいろいろな参考になりました!メロメロではなくこちらはいろいろです! (山本 和泉)
ポッドキャストの中でも触れましたが、僕自身は境さんの取り組みに以前から興味があり、Twitterでその様子を拝見していました。今回具体的にいろいろなお話しをうかがうことができて、益々興味を持ちました。「自分に合った形を作っていく」という点は、AccSellでも見習わなければいけないなあと感じます。興味深いお話しをありがとうございました。境さんの今後のご活躍に期待しています。 (なのでどうぞお体に気を付けてください……。) (中根 雅文)