こんにちは!AccSellメール・マガジン第39号を発行しました!
- [連載] 中根雅文の「全盲のコンピューター利用に関する四方山話」
- 第38回: 点字プリンター
- [連載] 植木 真の「"勝手に" & "こっそり" Webアクセシビリティ診断」
- 第5回:年に一度のお楽しみ。花の命は短くて・・・。
です!
タイプライターっていろいろな種類があるんですねぇ・・・
[連載]中根雅文の「全盲のコンピュータ利用に関する四方山話」
第38回: 点字プリンター前号は、CSUN 2014レポートをお届けして休載させていただいた本連載ですが、今回は点字プリンターについてです。
前回まで、4回に渡って点字でメモを取るということについて、そして点字PDAについてお話ししました。点字のメモについて紹介した連載第34回で、点字PDAと点字プリンターを組み合わせて使うということについて触れましたが、今回は、この点字プリンターについて少し詳しく紹介します。
点字プリンターとは
一般に、コンピューターや点字PDAとシリアル・ポートやパラレル・ポート (いわゆるプリンター・ポート) と接続してデータを受け取り、点字を紙に出力する装置を「点字プリンター」と呼びます。英語では、"Braille embosser"と呼ばれることが多く、直訳するならば「点字を打ち出す機械」といったところでしょうか。 "Braille printer"という表現も通じないことはないですが、少なくとも僕の経験ではほとんど使われない表現です。
"Braille embosser"と言った場合、電動で点字を紙に打ち出す装置全般を含むこともあります。これに対して「点字プリンター」と言った場合は、ほとんどの場合、コンピューターなどと接続して使用するものを指すように思います。
ということで、まず"Braille embosser"のうち、「点字プリンター」とは呼べないものにについて簡単に紹介します。
電動点字タイプライター
コンピューターなどに接続して使用するいわゆる点字プリンターが普及を始めたのはたぶん1980年代の半ば以降だったのではないかと思います。これに対して、電動で点字を打つための装置は、それより以前から存在しました。また、いわゆる点字プリンターと比べると、かなり低価格なものが多かったようです。
僕が実際に触れたことがあるのは、連載第4回で紹介した点字タイプライターのパーキンス・ブレイラーを電動にしたもの、オオツキタイプと呼ばれる製品などです。
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