メルマガ第19号を発行しました!

こんにちは!
「AccSellメールマガジン」第19号が発行されました!

第19回の内容は

[連載] 中根雅文の「全盲のコンピューター利用に関する四方山話」
第19回:VH Resource Room
[連載] 植木 真の「JIS X 8341-3:2010 『逆引き』徹底解説」
第18回:JIS X 8341-3:2010 実践 <その10> 画像の代替テキスト(2)
[不定期連載] 山本和泉の「izuizuのアクセシビリティ100本ノック」
1本目キャッチボール:私ならこうする案が届きました!
[レポート] 技研公開2013
NHK放送技術研究所 (NHK技研)が毎年行なっている「技研公開」のレポート

の4本です!

中根さんが留学していたアメリカの学校では、生徒さんが支援技術を使って自分で答案を作る人もいたんですって!なんかすごい!

[連載]中根雅文の「全盲のコンピュータ利用に関する四方山話」
VH Resource Room

前回は、僕が高校生の時にアメリカに留学していた高校の統合教育の仕組みについて簡単に紹介しました。この高校での、僕たち視覚障碍がある生徒の高校生活の拠点といっても良い場所だったのが、前回にも少し紹介したVH Resource Room (意訳すれば「視覚障碍学生支援室」) でした。今回は、このVH Resource Roomについて、そしてそこで使われていたコンピューターなどについて少し詳しく紹介します。

VH Resource Roomの役割

前回の内容と重なる部分もありますが、まずはVH Resource Roomについて、その役割を紹介します。

VH Resource Roomには、主に二つの役割があります。一つは、視覚障碍学生が自習も含めて学習を行う場としての役割、もう一つは、視覚障碍学生が必要とする教材の準備など、学習に必要なサポートを提供する場としての役割です。

前者については特に説明の必要もなさそうですが、自習の時に加えて、例えば授業中にまとまった分量の資料を読まないといけない時に、この部屋に戻ってきて録音図書 (内容が朗読されたものが録音されたもの、当時はカセットテープを使用) を聴いたり、あるいはこの部屋にいる教員に読んでもらったり、そういう用途にも使われていました。また、この部屋にある機器を使わないと課題に取り組めないような場合にも、この部屋に戻ってきて作業をしていました。

そして、点訳などを依頼していた教材を受け取るためにもこの部屋にはしばしば足を運ぶことになりますので、ほとんどの視覚障碍学生にとって、この部屋は高校生活の拠点のような場所になっていたわけです。

視覚障碍学生のサポート

さて、この部屋のより重要な役割はもちろん校舎です。ここには常時少なくとも1人、多い時には3人程度の教員がいて、視覚障碍学生の様々なニーズに対応していました。

この教員たちによって行われる作業は、主に以下のようなものでした。

  • 教科書として使用される書籍の手配
  • 生徒が作成した提出物を答案用紙などへの転記
  • 授業での配布物の点訳/音訳/拡大コピー
  • その他学習に必要なサポート

それぞれについて少し詳しく見ていきましょう。

書籍の手配

アメリカの場合、日本と異なり、国が検定した教科書を全国で使うというような制度はありません。

つづきはメルマガで……。

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