メルマガ第14号を発行しました!

こんにちは! 
「AccSellメールマガジン」第14号が発行されました!

第14号の内容は

[連載] 中根雅文の「全盲のコンピューター利用に関する四方山話」
第14回:日本語のDOS環境と点字ディスプレイ
[連載] 植木 真の「JIS X 8341-3:2010 『逆引き』徹底解説」
第13回:JIS X 8341-3:2010 実践 <その5> フォーム・コントロール
[不定期レポート]個人事業とアクセシビリティ
第1回:準備編

の3本です!

今回は中根さんの「[不定期レポート]個人事業とアクセシビリティ」をチラ見せです。
帳簿って大変ですよねっ!

[不定期レポート]個人事業とアクセシビリティ
第1回: 準備編

3月といえば確定申告の時期だ。普通にサラリーマンをやっているとあまり縁がないのかもしれないが、筆者は学生時代からこの方ずっと、ほぼ毎年確定申告をしている。ただ、今年はちょっといつもとは違っていた。というのも、昨年、このAccSellを始めるに当たって、個人事業主の開業届を出したためだ。

個人事業主として経験したことの中には、アクセシビリティに関係していることも少なくない。そんな個人事業主として経験したあれこれを、今回から時々ご紹介していこうと思いますので、どうぞお付き合いください。

なぜ個人事業主になったのか

実は、AccSellを始めるに当たって、特に個人事業主になる必要はなかった。少なくとも、このメール・マガジンの購読者数が何百人とかにならない限りは、収入も少ないわけだし、「事業所得」というよりは「雑所得」という扱いにする方が一般的だとも思う。

それでも、以下の理由で個人事業主になることにした。

一つ目の理由は、やはり税金の面のものだ。 皆さんからいただいているメール・マガジンの購読料を、普通に筆者の雑所得にしてしまうと、筆者の所得の一部として普通に所得税を支払うことになってしまう。でも実際には、いただいた購読料はポッドキャスト制作やサイト運営のための経費に充てているし、今後取材などをする場合の費用にもなる予定だから、それでは実体とは異なってしまう。実体に合った形での納税は当然するが、そうでない納税をしてしまっては、メール・マガジンを購読していただいている皆さんに申し訳ないということもあるので、これはぜひとも雑所得ではなく事業所得として扱えるようにするべきだろうと考えた。

もう一つの理由は、いろいろなものの電子化とかオンライン化とかが進んでいるらしい昨今、全盲の筆者が独力で個人事業主としてやるべき諸手続をこなせるものかどうか、自分で経験してみる必要があるだろうということだ。せっかくいろいろなものが電子化・オンライン化されていても、筆者のようなユーザーが使えないのでは、その意味は激減してしまうと思う。ところが、ちょっとネットを検索してみただけだが、そういったことに関するアクセシビリティについての指摘や経験談というのはほとんど見つけられなかった。ならばやはりここは自分でやってみるしかないだろう、そう考えたわけだ。

事業規模が大きくなって、それから個人事業主なり会社なりを始めるという選択肢もないではなかったが、規模が小さい今だからこそ、一つのことにじっくり時間をかけられるし、ミスをしても取り返しがつくだろうという甘い考えもあったので、やはりこのタイミングで個人事業主になることにした。そもそも事業規模、大きくならないかもしれないし......。

簿記のお勉強

さて、そうと決まったらさっさと開業届を出せば良さそうなものだが、開業届を出してみたは良いけれど、その後日々行わなければならない帳簿の管理とか、そういったことが独力でできないのだとすると、それはだいぶまずいことになってしまう。そこで、まずは日々の会計処理について、やるべきこと、そしてそれらを独力でこなせるのかどうかということを調べた。

これまでほぼ毎年確定申告をしていたといっても、

つづきはメルマガで……。

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