10月8日に、jQuery UI 1.9.0がリリースされた。jQuery Blogの記事によると、このリリースでは様々な改善が施されている中で、アコーディオン、オートコンプリート、タブ、メニュー、スピナー、ツールチップといったウィジェットのアクセシビリティを可能なかぎり改善している。
こういったウィジェットをアクセシブルにするためには、W3CのWAI-ARIA（Accessible Rich Internet Applications）を用いた実装が不可欠である。しかし、WAI-ARIA（W3C勧告候補）を実装するには、現時点ではまだ解決すべき問題があるため、ウィジェットをアクセシブルにするためにハックを用いることが必要なケースもあるようだ。jQuery Foundationでは、W3Cやブラウザーベンダー、そしてアクセシビリティ・コミュニティと一緒に、jQueryにかぎらず、ウェブアクセシビリティの向上に取り組んでいるという。
また、各ウィジェットのキーボード操作方法について説明したドキュメントもあわせて公開されている。