メルマガ第102号を発行しました!

こんにちは!2016年11月23日(水)にメルマガ第102号を発行しました!

[連載]植木 真の「こんなブログ記事見つけました!」
第55回: 2016年11月の気になったアノ記事コノ記事
[連載]山本和泉の「解説放送レビュー:観たり聞いたり歌ったり」
第13番組目: 日本テレビ系列『キユーピー3分クッキング』2016年11月17日放送分から

[連載]植木 真の「こんなブログ記事見つけました!」
第55回: 2016年11月の気になったアノ記事コノ記事

この1か月間で気になった記事をピックアップ!

さてさて、今回のワタクシの連載は少しパターンを変えてお届けしてみようと思います。ゲストの皆さんによる寄稿をお届けするようになってから、原稿を書くのが月1回になったのですが、そうすると意外にもこの連載で紹介する記事を一つに絞るのが難しくなってきました。

これがたまたまなのか、これからも続くのか分かりませんが、ともかく今回は次の四つをご紹介したいと思います。まだ読んでいない記事があったら、是非ご一読ください!

  • 新MacBook Pro発表会、もう1つの衝撃:とある女性映像作家とアップルの「アクセシビリティ」
  • Results of the 2016 GOV.UK assistive technology survey
  • 【連載】"誰にでも使いやすい"を実現するためのキーワード「Webアクセシビリティ」
  • Web Accessibility Advent Calendar 2016

新MacBook Pro発表会、もう1つの衝撃:とある女性映像作家とアップルの「アクセシビリティ」

さて、まずはコレ。このメルマガの読者の皆さんであれば、この動画をご覧になった方も多いかもしれませんね。4年ぶりとなるMacBook Proのリニューアルを発表したイベントの冒頭で会場に流れたという動画。YouTubeで観ると、キャプション(字幕)も表示されるので、より分かりやすいのではないかと。

アップルのイベントでは、オープニングで企業姿勢や社会へのメッセージをアピールすることが多いようですが、今回はそのテーマが「アクセシビリティ」だったようです。

このイベントでアナウンスされたように、アップル製品のアクセシビリティに関する情報を提供するページがリニューアルされました。最初は英語版だけでしたが、11月に入ってから日本語版も同じようにリニューアルされています。

日本のマイクロソフトには以前からアクセシビリティ担当といえる人がいましたが、アップルにはいませんでした。おそらく、現在も日本のアップルにはアクセシビリティ担当というポジションにいる方はいないのではないでしょうか。

そういう意味では、いろいろと勝手に心配していた時期もありました。でも、iPhoneをリリースしたあたりから、確実に安心感へと変わってきました。こうして、リニューアルされたページを見ていると、テクノロジーによるイノベーションの持つ力の大きさを感じずにはいられませんね。そして、今後のアップルにもさらに期待してしまうのであります。

Results of the 2016 GOV.UK assistive technology survey

次に、こちらはタイトルに「GOV.UK」とあるように、イギリスの政府機関のブログ記事です。支援技術の利用状況を調査した結果を紹介しているのですが、イギリス政府のWebサイトなどを担当する「政府デジタルサービス」という部門が調査を実施しました。

この調査は、何らかの支援技術を利用している人を対象に、今年の5月にオンライン調査という形式で行われ、6週間の期間中に712件の回答が得られたようです。

回答者のプロフィールを見ると、利用している支援技術では画面拡大ソフトの利用者が一番多かったようですね。続いて、スクリーンリーダーがほぼ同じ割合、そして音声認識技術の利用者と続いています。

画面拡大ソフト利用者のうち、製品としては「ZoomText」の利用者が半数以上を占めていて、38%はスクリーンリーダー機能のあるソフトを利用しているとのこと。そういえば、WindowsのOSに標準搭載されているツール「拡大鏡」の利用率はどうなんでしょうかね? 日本では何となく増えてきている感じもするのですが。

そして、スクリーンリーダーでは、イギリスではやはりJAWSが38.5%でトップ、21.2%がVoiceOver、続いてNVDAが12%と続いています。AndroidのTalkbackは1.9%なんですね。3年前に実施された日本国内での調査では、PC-Talkerが約85%という圧倒的なシェアでしたが、日本ではその後少しは変化しているのか気になるところです。

また、興味深いのは、スクリーンリーダーのJAWSユーザーが実際に使用しているバージョンの幅が広いことです。JAWS 17が40.5%で最も多いのですが、次に多いのはJAWS 15で19%。それよりも新しいJAWS 16の13.9%を上回っています。JAWS 14が10.1%、JAWS 13が5.1%と続いていて、JAWS 11またはそれよりも旧バージョンという人が6.3%もいます。

スクリーンリーダーのユーザーは、新しいバージョンが出てもなかなかバージョンアップしないというのは、ある意味では定説のようになっていますが、それが裏付けられた格好でしょうか。

とはいえ、無償で使える「NVDA」やOS標準搭載の「VoiceOver」あたりでは、バージョンアップする金銭的負担もないので、このあたりの状況は少し異なるのかもしれません。

そして、音声認識ソフトでは、イギリスでも「Dragon」というソフトの利用率が最も高く、バージョンは11、12、13でそれぞれが23.4~32%を占めているようです。「Dragon」では最新のバージョン13でWAI-ARIAのサポートを始めていますが、そのバージョン13を使っているのはまだ23.4%に過ぎないという状況のようです。

このソフトは、日本でも「ドラゴンスピーチ」という名前で販売されています。日本語版の最新バージョンは、バージョン 11のようです。これまた、日本での利用状況が気になるところです。

つづきはメルマガで……。

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