[ニュース] ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)が「一般企業におけるウェブアクセシビリティ方針策定と試験結果表示の実態調査(2014年2月)」を公開

2014年4月15日

投稿者:植木 真(インフォアクシア)

2014年3月31日、ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)が「一般企業におけるウェブアクセシビリティ方針策定と試験結果表示の実態調査(2014年2月)」を公開した。同委員会では、今年の1月に「公的機関におけるウェブアクセシビリティ方針策定と試験結果表示の実態調査(2013年11月)」を公開しているが、今回の調査結果は同様の調査を企業のウェブサイトを対象にして実施したもの。

この調査の対象は、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会のWeb広告研究会の会員社で、189サイト。ウェブサイトにJIS X 8341-3:2010に基づいたウェブアクセシビリティ方針や試験結果が公開されているかどうかを今年の2月中旬に調査した。

その結果、ウェブサイトにウェブアクセシビリティに関する配慮について何らかの記載があったのが、14社。そのうち、同委員会が公開している「ウェブアクセシビリティ方針策定ガイドライン」で示された必須項目を明示していたのが、6社。そして、JIS X 8341-3:2010に基づいた試験結果を公開していたのが、5社という結果だったとしている。

同委員会が2013年11月に実施した公的機関のウェブサイトを対象とした調査結果と比較すると、企業のウェブサイトでの目に見える形での取り組みはまだまだこれからという状況のようである。

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