[ニュース] ソフトバンク、Webサイトのアクセシビリティ指針を公開

2012年10月24日

投稿者:植木 真(インフォアクシア)

10月18日、ソフトバンク株式会社がWebサイトのアクセシビリティ指針を公開した。これは、同社のWebサイトにおける企画・設計・制作・検証・保守・運用に関するアクセシビリティの方針と基準を定めたもの。

公開された指針によると、この指針を定めた目的を次のように述べている。『当社は「情報革命で人々を幸せに」という経営理念の下、インターネットカンパニーとして、世界の人々が最も必要とする技術やサービスを提供する企業グループを目指しています。その一環として、ご高齢の方や障がいのある方をはじめとした、さまざまな方が快適に利用できるWEBサイトを提供することも当社の努めであると考えています。』

アクセシビリティ指針を公開している企業サイトは他にもあるが、同社の指針では「企画・設計」、「制作」、「検証」、「保守・運用」といった各プロセスについても文書化されているのが一つの特徴といえる。

また、目標としては、W3CのガイドラインであるWCAG 2.0のレベル Aに適合することを掲げている。これはJIS X 8341-3:2010の等級Aに相当するが、W3CのWCAG 2.0は、今月15日にISO/IEC国際規格(ISO/IEC 40500:2012)として承認されたばかり。日本国内のみならず、海外でもビジネスを展開している企業では、名実ともに国際標準となったWCAG 2.0を指針とするケースも増えてくるかもしれない。

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